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部屋の中を見ると、真ん中らへんにはゴージャスなベッド。
壁際らへんには家具などが置かれていた。
「ちなみに、此処は私の部屋だ」
「マジで!?」
此処が鬼神の部屋……シンプルすぎるだろ……。
女の子らしい物などなく、いらない物は置いてないような部屋だ。
女の子の部屋って、こうファンタジー的な物がごちゃごちゃあるようなイメージをさせていたんだが……。
「おい、早苗」
鬼神はパチンッと指を鳴らす。
すると、シュンッと音をたて一人のメイドが現れた。
「お呼びでしょうか、彩乃様♪」
「いや、用ってわけでもないんだが。悠、この人が私の弁当を作ってもらっている早苗だ」
「佐中 早苗(さなか さなえ)です♪よろしくお願いしまーす」
「あ、よろしくお願いします」
あちらも一礼してきたので、自分も一礼する。
茶色の髪のショートカット。
整った顔。
ニコニコ笑顔を見せてあり、いかにも優しそうな印象だった。
けど、この人もしじいのように指パッチンしただけで、いきなり現れたけど……やっぱり執事だけではなくメイドも超人なのだろうか?
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