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「もっと踏んでほしいのか?」
「はぁ…はぁ…はぁ…は、はい!!も、もっと踏んでくださーい!!」
私に踏まれている筋肉質な男は息を荒くしながら大声をあげる。
言われたとおり、私はお構いなしにおもいっきり男の顔面を踏んでやった。
「げはっ!?」
情けない言葉を発しながら鼻血を大量に出す。
鼻血を噴きながら地面に倒れていった。
「……はぁー、まったく骨がない」
地面に倒れている男を見ていると、後ろから足音が聞こえてくる。
私は後ろを振り向く。
足音の方向には、黒い執事服を纏った老人が立っていた。
「お嬢様。用は済みましたか?」
「……ああ。だけどここら辺の男共はこうも骨がないんだろうか……」
「それはお嬢様がお強いということでしょう。それとここらに倒れている男共はどうしましょうか?」
周りにはさっき倒した男を含めて、四人倒れている。
その光景を見て、私は驚かない。
――――なぜなら、全員私がやったからだ。
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