912人が本棚に入れています
本棚に追加
『武田 武は、今回の出来事により、色々と体験しました。恋などはそう甘くないと。手伝ってくれた皆さんには感謝しています。自分はまだ未熟です。男になるために修行に出掛けます。本当にありがとうございました。…………キラッ☆』
………武。
キラッ☆はいらないだろう……。
なんだなんだと敬太と桜がこちらにやってきたので、手紙を渡した。
読み始めた途端、二人涙を浮かべ始めた。
「「ジャイ〇ン……!!」」
いや、ジャ〇アンじゃありませんから。
「……鬼神。なら、もう武はいないのか?」
「……ああ。さっき武の教室を見て来たが、武らしきやつはいなかった。……やはり、昨日のことが相当きたんだろうな。だって最後に、キラッ☆てあるもんな」
そうだな。
相当危なくなっている証拠だ。
「皆の衆!!ジャイ〇ンの幸運を祈って、叫ぼうじゃないか!」
鬼神がなんか血迷ったことを言いだした。
そして、それに従いだす馬鹿二人。
敬太と桜。
三人は、教室の窓に立って、口を大きく開けた。
最初のコメントを投稿しよう!