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「じゃあ、じじいが説明してくれ。まずこの手紙を書いたのは誰だ。鬼神だろ?」
「私だ」
ちょっwwww
お前かよwwww
私だと言ったのは鬼神ではなく、じじいだった。
ってことは、じじいがキラッ☆って書いたのかよ……おもいっきり引くわ俺。
少し、じじいから俺達は距離をあけてみる。
「そう驚くでない。私の手紙が完璧すぎたからって」
「いや、ただたんに軽く引いただけなんで。でも、あれだろ?鬼神が指示したんだろ?」
「まあ、そうではあるがお嬢様を責めないでほしい。お嬢様は、武田様を元気つけるためにこのことをお考えになったのです」
「……俺のため?」
「じ、じいや何を言い出す!?」
鬼神がじじいが言うことに、止めにはいったが、じじいは話を続ける。
「お嬢様は不器用な方なのです。ただ笑い話にして元気を取り戻してほしいということです。だからどうかお嬢様を責めないでほしい」
「…………」
俺と武は黙り始める。
俺はただ鬼神が、武が振られたことを楽しんでやったことなのかと思っていた。
だが違った。
鬼神は武に元気づけようとしていたのだ。
やり方はあれだが……。
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