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「……まったく、ヤキモチとか可愛いな、おい。あとでたくさんイジってやるから。な?」
「う、うるせえ……ってか、マジか?」
「あ、食らいついた」
「ぐわぁああああ!!」
俺は教室の床に膝をつき、手でバンバンと床を叩く。
多分、他のやつらは俺が意気なり気が狂っただとか思っているに違いない。
そんなことはどうだっていい!!
どうだっていいが、なんかまるで俺が鬼神にイジられたいと思っているかのようじゃないかぁ!
……まあ、本当だけど……って、違ーう!!
「……敬太、俺を殴ってくれ」
俺は直ぐさま立ち上げり、敬太の肩を掴んだ。
いきなり敬太は肩を掴まれ、驚いているようだ。
「え、なんで?」
「いいから、殴れよぉ~鈴木ぃ~」
「誰が鈴木だ!……まあ、そこまで言うならいいけど」
そう言って、鈴木……じゃない敬太は思うを殴る態勢にはいる。
そして、不気味な笑い声を出してきた。
「……ぐふふ、悠には色々とかしがあるからなー」
「いいからさっさとやれ」
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