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「おまえ、なにしてんの?」
眉をしかめてその腕を掴んだのは紛れもなくかめ。
別に何か考えてたワケじゃなかったから、へらんと笑ってみた。
「無駄にエロいことすんな」
アヒル口がそんな可愛いこと言って。
スルッと首に回された細い腕に引き寄せられるまま、くちびるを触れた。
片方の腕がそっと下に降りてくのを頭の片隅で感じながら、優しく下唇を摘まんで。
クルだろう刺激を期待して、薄く閉じた瞼。
「ん…っはぁ、」
でも聞こえたのは甘い吐息で。
なのにおれの両手はじぶんとかめの体重支えてて。
他のどの部分も悪戯なんてしてなくて。
下に伸ばされたかめの手は、腰の辺りで停止状態。
「…ぁ…だめ…」
ソファがギシッと音を立てて揺れる。
目に映ったのは、伏せられた長い睫毛。
快感に濡れたて微かに震えて。
首に回った手に力が入って、ギュウッとおれの肩に顔を埋める。
「だめ…ら、ん…」
吐息と共に囁かれた名前は愛犬のもので。
ふと下を見ると、さっき出た精子がべっとりのかめのモノをペロペロ舐める
…………………蘭がいた。
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