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これでもかってくらいに喜んで、ジャーキーに突進してく。
「あっちょ、ムリっだって」
ギュッと握られた指先。
「あっあっ、じ、止めさせ…」
背中が小さく跳ねて、なんかめちゃめちゃ気持ち良さそうな顔しやがって。
「なに?蘭のが感じる?」
犬にちょっとした妬きもち。
「だって…っ!あっ、んなっ食うな!」
仰け反ったまま首を振って、目をきゅっとつむって。
「あっ、はっん」
犬でこんだけ喘ぐってどーなのよ。
「あっああっ、も…」
食べ終わったらしい蘭が、そこを丁寧に舐めて。
満足したようにソファを降りてハウスに向かった。
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