らぶりー★ちぇいす

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  そんな仕草に想わず口元がほころぶ。 噛んでるものが違ったら素直に「可愛いなー」とか言えたのに。 言っていいのか? でもかめが「痛そう」って…。 どんな顔で見てるのか気になって、ふと横を向いた。 瞬間、まっすぐに見つめてくる瞳と目が合って。 「…ねぇ?」 吐息みたいなかめの声がふわっと耳を犯す。 いきなりのそれにどきんと心臓が跳ねて。 艶やかな光りを湛えた切れ長の瞳が、伏せられるのを少し願った。 「それって、さ」 薄いくちびるが誘うように開く。 「おいしい、の?」 一瞬流すような目付き。 渇いたくちびるを、赤い舌が這う。 ごくん、と自分の喉が鳴る音が聞こえた。  
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