612人が本棚に入れています
本棚に追加
「知りたい?」
ニヤッと口角が上がったのが自分でわかった。
完璧にスイッチ入ったし。
なんか言いたそうなのを無視して、噛みつくようにくちびるを奪う。
「…ぁ…っ」
薄いそれを軽く食めば漏れる吐息に、さらに身体は熱を上げて。
チロチロとねだるように見える紅い舌に自分のそれを重ねる。
感じた熱は、じぶんより熱い。
でもきっとそれはかめも一緒で。
「んぅ、…じぃん」
白い腕がしなやかに伸びて、首に回った。
いつもならそのまま抱き起こして、ベッドに直行だけど…。
甘い瞳を潤ませるかめを、視線を絡ませたままに、そっと上体をソファに倒した。
最初のコメントを投稿しよう!