第一章

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「あら、なんでバラスのよ」 寮管さんはちぇーと言うと僕に向き直った。 「でもあなた見ない顔ねぇ……」 「あ、今日編入してきた藤宮凌です(ペコリ)」 「あらら、いい子ねV」 あ、頭撫でられました!顔が熱いよ~・・・ 「私は篠原権蔵よ」 顔と名前がミスマッチしてる… 「権ちゃんってよんでね(黒笑)」 な、なぜか背中がぞくっと……ガタブル 「寮管さん、凌が怯えてる」 「あら、ごめんなさいね。でも、…本名呼ばないでね」 「はいっ!」 僕の今日の日記は、『寮管さんの本名は絶っっっ対口にしてはいけない』という文で締め括ろうと思う。
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