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「和泉式也」
「へ?」
いきなり、なんだ?
「・・・俺の、名前。」
なるほど!
目の前の銀髪でありえない数のピアスしててしかも目つき悪いでかい人の名前は『和泉式也』っていうらしい。
「僕、藤宮凌っていいます。凌ってよんでください。よろしくな、和泉」
「俺も呼び捨てでいい」
「ん、式也。」
「・・・」
お、式也が笑った!
なんか、式也が笑うと神々しいな。
「凌の部屋」
言いながら式也は左側のドアを指差す。
俺は恐る恐るドアを開け、頭を少しだけ中に入れた。
「うわー・・・」
なんか、凄い。
一人で使うにはちょっと広すぎる部屋。
白を基調としていて、でもシンプル過ぎないカッコイイ部屋。
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