『青春について』

『はじめに』

　
　僕はまだこの世に生を受けて、二十年しか経っていない。しかし悩み苦しみ、様々な経験をしてきた。特に十六歳から十九歳の、いわゆる「青春時代」と呼ばれる時期に、生きるという事に真剣に悩んだ。人生のドロップアウトすら考えたほどだ。今もなお悩みもがいているが、十代に経験し、そこから考えた事を、二十歳を機にまとめてみたい。この文章が今まさに悩んでいる方の心に響いてくれれば、それ以上幸せな事はない。また僕と同じ位の子を持つ親の世代の方々にも、是非読んでいただきたい。この文章の中でくだらないと思われるエピソードも多々あるだろうが、「僕」という個人を知ってもらう為、あえて書いていきたい。