とある日常~2

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アリス『ねぇ、チェシャ猫?』 チェシャ猫『なんだい、アリス』 アリス『フードの中を見せて?』 チェシャ猫『見たら二度と戻れないよ。それでも‥‥見‥る‥の‥か‥い‥?』 アリス『‥‥みっ見る!!』 チェシャ猫『僕らのアリス。君が望むなら』 チェシャ猫はにんまり顔を崩さぬままフードに手をかけそっと下ろした。 アリス『!!』 チェシャ猫『‥‥‥』 アリス『‥‥チェシャ猫、大好き///』 アリスはチェシャ猫の胸に顔を埋めながらギュッと抱きついた。 チェシャ猫『だから二度と戻れないと言ったのにね‥‥』 そう言いながらチェシャ猫は胸の中にいるアリスを抱きしめ返す。 その顔には普段の三割増しのにんまりが浮かんでいた。
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