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アリス『ねぇ、チェシャ猫?』
チェシャ猫『なんだい、アリス』
アリス『フードの中を見せて?』
チェシャ猫『見たら二度と戻れないよ。それでも‥‥見‥る‥の‥か‥い‥?』
アリス『‥‥みっ見る!!』
チェシャ猫『僕らのアリス。君が望むなら』
チェシャ猫はにんまり顔を崩さぬままフードに手をかけそっと下ろした。
アリス『!!』
チェシャ猫『‥‥‥』
アリス『‥‥チェシャ猫、大好き///』
アリスはチェシャ猫の胸に顔を埋めながらギュッと抱きついた。
チェシャ猫『だから二度と戻れないと言ったのにね‥‥』
そう言いながらチェシャ猫は胸の中にいるアリスを抱きしめ返す。
その顔には普段の三割増しのにんまりが浮かんでいた。
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