99人が本棚に入れています
本棚に追加
「とりあえず、ニートってのやめにしない?俺には桐生結人って名前が――」
連れられて入ったのは駅前にすこし出たところにある喫茶チェーン店。
「ほう、では桐生と呼ばせて貰おうか。
では、桐生よ何故昨日、あの場にいた?」
「夜の散歩で」
「何故助けた?」
「なんとなく」
そう、つぎはやに質問を放ったところで一息ついたようだ。
あー昼飯たべてないなーとか、エリスは起きてないだろうか……などとぼやぼやしているところにその質問はやってきた。
《お前は魔術師か?》
そう、熊谷が言葉を発し、長い、沈黙が訪れた。
最初のコメントを投稿しよう!