喰肉衝動

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「とりあえず、ニートってのやめにしない?俺には桐生結人って名前が――」 連れられて入ったのは駅前にすこし出たところにある喫茶チェーン店。 「ほう、では桐生と呼ばせて貰おうか。 では、桐生よ何故昨日、あの場にいた?」 「夜の散歩で」 「何故助けた?」 「なんとなく」 そう、つぎはやに質問を放ったところで一息ついたようだ。 あー昼飯たべてないなーとか、エリスは起きてないだろうか……などとぼやぼやしているところにその質問はやってきた。 《お前は魔術師か?》 そう、熊谷が言葉を発し、長い、沈黙が訪れた。
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