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「お主…なにをする気じゃ?」
「昔読んだ本には、妖刀は人を選ぶ…選ばれた人は妖刀を体に乗せても切れないとか…」
トモはにっこりと笑った
「たしかに…妖刀が選んだ人には傷をつけん…じゃがお主が選ばれなかったのなら…」
「腕は切られる…」
男が話している
間にトモが割り込んだ
「その通りじゃ…それがわかっていてやると言うのかね?」
男はますます
険しい顔をした
「はい…」
「そうか…すきにせい」
その言葉と同時に
トモは刀を自分の右腕にのせた…
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