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ストン…
という音とともに
妖刀は大理石の床に
深々と刺さった
「だ…大丈夫だったのか?」
男は目を瞑って
いたため
腕にのせた後のことは
わからない
「腕は…大丈夫です…ガルシアさん…」
トモは言った
「なぜ…私の名を知っている?」
とガルシアは聞いた
「俺は刀から少し知識をもらった…あなたが毎日この妖刀<魅桜>を手入れしていたことなどですがね」
トモは綺麗な桜色の刀身
を見ながら言った
「そんなことが…」
とガルシアが呟いた
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