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何だこの声…別に今はいらないよ。
『ならば必要になれば呼べ。いつでも力になってやる。』
あぁ…そうか…『角』か…。
お前、『角』だろ?
問いかけてもそれっきり返事はなかった。
そして、心身共に準備を整え、一週間後―。
屋敷内はおびただしい雰囲気に包まれた。
「号令!!」
屋敷の広間で、若を中心に組員の整列がなされる。
それにしても、物凄い数だ。500~600人はいると思う。
「ここからここまでが第一隊、ここからが第二隊!!将棋部隊、こっちへ来なさい!!」
将棋部隊?俺らの事か? 俺と佐藤と上座は一緒にいた。顔を見合わせて若の元へと向かう。
それにしても、将棋部隊って…。
将棋部隊は俺等だけではなかった。
遠山をはじめとする、青龍会の連中。
たかしやノブもいた。
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