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「おい、直希~急がねーと……面接おくれるぞ」
「すぐ行く~」
俺は急いで寝癖の付いた髪を整え、スーツのジャケットを手に取り、外に駆け出した。
「遅ぇよ……面接遅れたら意味ねぇだろうが」
「悪い~昨日全然寝れなくて……」
「たくっ急ぐぞ」
慌ててタクシーを捕まえた。
俺の名前は直希、野田直希。私立大学の4年生、
そして、今隣に座ってふてくされているのが、沢木蓮。
大学のサークルで知り合って仲良くなり、
今では蓮の家に俺が居候してる状態だ。
もちろん、迷惑ばかりかけられないから家賃は半分払ってる。
今日は何故こんなに慌てているかと言うと、
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