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AM3:22
枕元の携帯が鳴り響いた…。
バイブの振動で気付いたが、目覚まし時計と間違え、電話を切りそうになった。
頭が濁った状態から、ようやく目覚ましじゃないと分かったのは、4回目のコールの時だ。
「…はぃ。…。」
『もしもし。…もしも…。』
『まだ寝てたの?』
「…んぁ。…何…何か?」
『何かじゃないやろ。1時間前に、今から出るからって、伝えてたやろ…』
「…?。……あっ。ご、ゴメン。今から準備して行くから…。」
『え、えぇ…。ぅん、分かった。気を付けてきてね。』
「1時間もかからんと思うから…、ゴメン。」
何となく、頼りないと思われているのが伝わる返事だった。
目を覚ます為に、顔を洗い、1杯の冷水を口にふくむ…。
「ヒゲも剃っていかんと、また不機嫌になるやろなぁ…。」
ざっとでわあるが、ヒゲも剃って行く事にする。
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