文化祭―アイドルと彼女

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「いいよ。美味いかどうかはわからないけど」 「ありがとう。近いうちに行くよ」 いやぁ、眩しい。 早坂の笑顔は他に類を見ないほど輝かしい。 それと同時に喜びも感じていた。 女の子を家に招くことはいたって普通だけど、それが早坂だと少しテンションが上がる。 軽く自慢出来るよね? それから役割や当番の時間など決めた。 そして放課後、少し残念そうな顔をして早紀がやってきた。 「優樹とあんまり噛み合ってないなぁ。一緒に回る時間少ないし」 早紀が言っているのは当番のこと。 俺は午前に二時間、早紀は午後に二時間とばらばら。 だから必然的に一緒に回る時間も少なくなる。 「まぁ仕方ないだろ。文化祭は楽しもうぜ」 「うん、そうだね」 早紀とは学校を出てすぐに別れた。 帰る道が反対だからだ。 家に着くといつもの時間を過ごして寝た。 そして、文化祭の準備はあっという間に過ぎ、当日を迎えた。
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