肥え溜めにぶち込んでやる

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次に彼の犠牲になったのは魑魅魍魎であった。   数ばかりで大した力もなさそうな彼らを、彼は戦わずして理解したのだ。   彼が狙いを定めたら、何人もどうすることはできない。     魑魅魍魎の類は彼の眼力だけで消滅した。       残ったのは妖怪と怪物の集団である。   彼は怪物は大したことはないと判断した。   なぜなら怪物には己の肉体があるからだ。 怪物は生きている。それならば話は早い。 それこそいつも熊や虎にやってるようにしてやればいいだけだ。   彼は怪物の後ろに回り込み、首に手を回して力を入れた。 なにやら嫌な音がして怪物はうつ伏せで倒れ、二度と起き上がることはなかった。   彼がその場を離れ、10メートル先の怪物の元までたどり着き、後ろに回り込んで首を折るまでは、わずか0.54秒。 一匹目の怪物が倒れてから全ての怪物が同様の状態になるまでは5秒とかからなかった。
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