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さて最後に残ったのは妖怪である。
数は5。
こいつはやっかな敵だと彼は思った。
何故ならそれら全てを倒すまで25秒も消費してしまったからである。
妖怪の類は成仏させることもできないし、肉体を攻撃して倒しても何回も起き上がってくる。
彼は2秒ほど考えた。
そしてあるアイデアを思いついた。
そうだ、封印してしまえばいい。
妖怪の類は古来からそうするしか方法がないのだ。
日本人が1000年以上もかけて築き上げた対妖怪戦術を、彼は2秒で習得した。
彼はその辺の草をむしると、それを妖怪に貼り付け、ぴぴるぴるぴるぴぴるぴーとでも唱えておくことにした。
妖怪は動かなくなった。
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