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ネロはリンクを見つめた。
翳した手の隙間から漏れる光は無限回廊にある窓の光に似ている気がした。
(もう後戻りはできない)
リンクは開かれ、まだ見ぬ世界へと誘うようにネロを呼んでいる。
まばゆい光の中へと足を一歩一歩進め胸を締め付ける言いようのない感情を噛み締める。
例えどんな世界でもどんな存在でも、受け入れよう
キラキラと音がする。
何処か懐かしいその音が導くその先は
紅い悪魔の嘆きにも似て…
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