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『ここは俺の記憶の在処、あの星々は俺の記憶だ』
『記憶って…ここに何があるんだ?』
ネロは不思議そうにダンテを見つめた。
『探してるんだよ、大切な記憶を
無限回廊から脱出する前、俺は何か大切な事に気づいたはずなんだ…
だがそれが何だったのか思い出せない。まるでぽっかり穴が空いたみたいにその時の記憶だけが失われた』
ダンテは空を見上げている。
(無限回廊から脱出する前…俺が幼いダンテと遭った時の事か)
『あの時、教会であんたが手を伸ばしてたのは…』
ネロは言いかけた言葉を飲み込んだ。
思い出さない方がいいかもしれない…
違う。思い出して欲しくない…
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