chapter.Ⅷ

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言葉を詰まらせたフォーナ。 『何で黙るんだよ…』 『ごめんなさい… 私 もしかしたら貴方は戻りたいなんて望んでなかったのかもしれない。 だけど、怖くて… リンクはもう私を必要としない。契約は果たされ賢者の石も意味を保たないわ。 今度こそ私は本当に独りになってしまった…』 金色の瞳から零れ落ちる涙。 足元に落ちてはキラキラと音をたてて砕け散る。 震える彼女の心を救えるのは神か悪魔か
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