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冷めた瞳の奥に隠された激情。
バージルの見つめる先にはいつも父スパーダがいた。
純粋な悪魔であり絶大なる力と絶対的存在がバージルの目指すところであったのだろう。
『記憶の中の産物にしちゃあ良くできてるな』
皮肉ってみても虚しさしかない会話。
『俺の中にあるあんたの記憶じゃ大した会話はできないな』
バージルはただ黙ってダンテを見ている。
その眼差や表情すら自らの記憶が造り出したものだと思うとやるせない。
『俺に何を言わせたいんだ?』
バージルが問いかけてきた。
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