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その問いに黙するダンテ。
こんな所に来てまで己の諦めの悪さに呆れ果てる。
目の前にいるのは自分自身の記憶から造り出されたバージル、つまり本当に聞きたい返事は返ってこない。
『なぁバージル…
あんたが居なくなったのは俺が悪魔であることを否めたからか?
母さんが死んだのは俺が弱かったからか?
俺が今でも独りなのは、…人間だからか?
あんたが心底欲しがってた力ってやつは一体あんたに何を残した?』
責め立てるように質問するダンテ。
質問の意図等なく、今まで独りで抱え込んできた感情をぶつける
子供の様に
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