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薄暗い階段を下りて行くと少しひらけた所に扉があった。
扉を開けると、中はナイトクラブのようだった。ブラックライトとわずかな照明、バンドが奏でるムーディーな音楽、ポールに足を絡めながら喘ぐ半裸の美女、不敵な笑みを浮かべるディーラー。
店内で働く女性は皆、黒のベリーダンスの衣装を身に纏っている。
その異様な雰囲気に落ち着かないネロ。
そんなネロをよそにダンテは楽しそうだ、ストリップショーを最前列で堪能していた。
通り掛かった店員を呼び止めワインを頼んでいる。
『まだ飲むのかよ?!そんな事より、フォーナって奴を捜すのが先だろ!』
すると、やれやれといった顔でダンテが呟く。
『パーティーは楽しまなきゃ損だぜ、坊や。酒も飲めないなんて坊やどころかベイビーだな』
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