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…?
…?!
耳の奥に響く名…
"フォーナ"
押さえていた手を退け、ぶつかった相手を確認する。ぼやけた視界には深緑のローブを被った老女の姿があった。
『あんたが…』
老女は何か言おうとするネロの右腕に触れた。
『ネロね』
その瞬間、瞳は赤く染まりネロの身体から沸き上がった蒼い炎がフロアを包み込み、防火装置のスプリンクラーが一斉に作動した。
シュパーーー!!!
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