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階段を上りテントの中へと出て来た二人はこれからどうするか考えていた。
「俺は坊やが心配なんで先を急ぐ」
「私もあの老女の居場所を突き止めて、魔鏡を破壊するわ」
二人は視線を交わす。
くるりとレディに背を向けるダンテ。
「気は進まないが、共同作戦と洒落込むか!」
「OK!決まりね
だけど、その前に着替えなきゃ」
レディは地下に続く階段を見守る老人に宿を尋ねている。
「これだから女って生き物は…」
ダンテが小さな声で呟く。
「これも共同作戦の一貫よ、付き合ってもらうからね。だいたい誰のせいで」
「あぁー分かった、分かった」
面倒くさそうなダンテの腕を無理矢理引き寄せ、腕を絡めるレディ。
「逃がさないわよ」
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