chapter.Ⅳ

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『そんなことより…』 レディはカリーナ・アンを肩に担ぐと、えぐれた沼に下りてダンテの元に歩み寄った。 二人の立っている場所に直径3m程の魔法陣が現れ、妖しく輝きだした。 『これって罠かしら?』 少しも動じることなくレディは尋ねる。 『取りあえず、罠に嵌まるのも有りってことでいいんじゃないのか』 『そうね、入口らしきものも見当たらないし』 二人の事情を知ってか知らずか魔法陣はクルクルと回転している。 ダンテとレディはそのまま沼から姿を消した。
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