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『夢を渡るってどうすればいいんだ?』
ネロは適当な方向に歩きながら肩の上のフォーナに尋ねた。
『頭に強く思い浮かべるの。契約者のことを、そうすれば賢者の石が導いてくれるわ』
『分かった』
静かに立ち止まり、瞳を閉じてダンテを思い浮かべる。
すると、一瞬宙に浮く感覚が襲いネロは目を開けた。
『…』
周りの景色はさっきの凍り付いた庭とは違い、月明かりの差し込む場所だ。
『此処……まさか』
『此処に来た事が?』
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