chapter.Ⅵ

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ダンテの方に向き直ろうとした瞬間、足元に赤い魔法陣が現れネロとフォーナはその光に包まれた。 『何なんだ?!』 『契約者が目覚めるわ』 瞬く間に景色は変わり、見た事もない場所へと飛ばされてしまった。 そこは大理石で造られた礼拝堂。 『此処は?』 『審判の間。リンクの眠る場所よ』 ネロは辺りを見回した。光沢のある大理石は造られたばかりのように思える。 『これは現実か?』 怪しむように眉間にシワをよせフォーナに尋ねた。
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