chapter.Ⅵ

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微かに残る先程見た男の面影。 微笑んだ口元、あれはダンテに向けられていたはずなのに何故こんなにも気になるのか… 『さぁ、ネロ。契約者が現れたわ』 フォーナの言葉と共にネロの足元に新たな魔法陣が表れた。 思わずその場から離れる。 ブワッ… 魔法陣の中に現れたのは、レディに胸倉を掴まれたダンテだった。 『よう、坊や』 『……』 何事にもないように話し掛けてきたダンテだが、その頬は赤く腫れていてネロは状況を理解するのに戸惑った。
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