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『リンクを開く前に少しだけ話を聞いてくれるかしら』
ダンテとネロはフォーナの申し出を快く受け入れた。
『私が賢者の石と関わる以前、今より遥か昔…
此処アセンダントには名が無くただの砂漠だった頃、そこに一人の賢者が訪れたの。彼は後に千年王と呼ばれる男で賢者の石を錬金した人物よ』
『千年王…実在したのか』
ダンテは少し驚いたように目を丸くさせた。
『その名前、聞き覚えがある…クレドに頼まれた極秘調査のリストにあった名前だ。
て事はつまりそいつも悪魔絡みの何者かってわけか?』
『えぇ、素晴らしい賢者だったけれど悪魔の力に魅了され総てを失った哀しき王よ』
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