chapter.Ⅰ

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『ダンテが欲しておるのは賢者の石だ』 ネロは不思議そうに魂の書の方を見た。 『賢者の石?石なんて何に使うんだよ』 『そこまで答える義理はない。とにかくそれの在り処を教えてくれ』 ダンテの返答にムッとなるネロ。 『リンクを開くつもりか?』 魂の書はダンテが何をするのか察しがついているらしく、簡単には石の在り処を言おうとしなかった。 『得るとは失うに等しいのだぞ…』 するとダンテはエボニー&アイボリーを構え、魂の書に向けた。 『これはお願いじゃない、言うつもりがないなら他を当たる』
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