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フォーナはダンテの瞳をじっと見つめた。
『さっき此処に来る途中、彼の記憶から興味深いものを視たわ…
"魂の書"と共にいるところを』
ダンテは黙ってフォーナを見つめ返す。
『まさかこの世に身を置いていたなんて…
貴方は何故、天命の書板が現世に堕ちたかを知っている?』
その言葉にダンテの顔色が変わる。
『まさか…否、不可能だ、有り得ない。只の人間にアレを召喚するなんて事は』
『貴方の手の中にある、その石があれば出来てしまうわ』
二人は申告な顔で向き合っている。
『何だよ、俺にも分かるように説明してくれ』
ネロには二人が何の話をしているのかさっぱり分からない。
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