chapter.Ⅶ

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『湿っぽい話は終わりだ。さっさと欲しいものを頂いて帰るぞ』 ダンテは魔人化してリベリオンに魔力を集中させた。 『ちょっと待てよ!今の話聞いてただろ?!もしかしたら千年王の二の舞になるかもしんねぇのにっ』 ネロは慌ててダンテを止めようと駆け寄ったが、いつの間にか現れた透明な封印によって阻まれ触れる事ができなかった。 『くそっ!どうなってんだ』 封印を破ろうとレッドクイーンで切り付けてもびくともしない。 仕方なく閻魔刀を召喚したがリベリオンに共鳴しているのか言うことを聞かない。 手元に伝わる激しいパルスで閻魔刀を落としてしまう。 『待てよ!ダンテ!!』 ネロの叫び声は届いていないのか振り返りもしないダンテ。 みるみるうちにリベリオンは巨大な扉へと変貌していった。
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