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彼は待合室のテーブルにあったリモコンを取ると、
「やってるかな、今…」
そう言ってテレビの電源を入れる。
「あー良かった…これこれ。朝からしょっちゅうやってんだけど」
すると画面に映った彼の顔。
「え…?」
それと共に、
『嵐の二宮和也さん、撮影中の事故で意識不明の重体』
の衝撃的な文字。
「…………ドッキリ?」
「…だったら、良いんだけど。」
私の問いに、ため息吐く彼をの姿を見て。
「あははは…」
もう、笑うしかなかった。
「…笑うな。」
…つづく。
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