1月9日

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「今もなお、二宮さんの意識が回復する見込みは無く…」 ソファの端で背中を丸めて。 「今後の芸能活動について関係者は、調整中とのことです―」 自分の安否を伝えるニュースが流れるテレビを見つめる二宮くん。 「はぁ、最悪だ…」 そんな二宮くんに何だか、とっても申し訳ない気持ちになる。 「すんません…」 「……良いよ、アンタのせいじゃないし」 「でも…」 見えてるだけで何にも出来ないのは、何か情けなくて。 何かしてあげたい、そう思った。 「って…言っても、何をすれば…」 足りない頭をフル回転して、ブツブツと呟いてると。 「とにかくさ…アンタの家、行こう」 二宮くんは私の腕を掴んだ。
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