1月9日

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「…狭っ!!」 部屋に入るなり、二宮くんは鼻で笑う。 「うるさいなぁ…だったらご自分の豪邸に帰ったら、良いじゃないすか~」 ムッとしながら、私は玄関で靴を脱ぐ。 「ま、しょうがない。今だけだと思って我慢するよ…お茶」 そう悪態吐く二宮くんは、コタツに入ってすっかり寛ぎモード。 「ちょっと…あのねぇ」 イラッとした私に二宮くんは、 「あのね、濃い目のお茶。熱いのね」 ニコッと可愛く微笑んだ。 「………はいはい」 何だかその顔見たら、文句言う気が無くなってしまう。 「ったく、お得な顔してるわ…」 仕方なく私は、戸棚からお茶っ葉を出して準備し始めた。 …つづく。
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