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「おいっ…、かなり前に話をしたって言え!」
すると二宮くんは私の肩を叩く。
「はいはいはい…あの、スイマセン」
戻ろうとするマネージャーさんを、大きな声で呼び止める。
「何ですか?」
「あの、和也くん…かなり前に話をしたと思うんですけど」
私が困った顔でそう言うと。
「…でも、誰も聞いてないってことでして」
マネージャーさんは、迷惑そうな顔。
「おい…マネに“その話をした時、相葉くんも居た”って言えっ」
すると二宮くんがまた私の肩を叩いて、そう言った。
「え…大丈夫なの、それ?」
「はい?」
思わず二宮くんに返事したら、マネージャーさんが首を傾げる。
「バカっ。返事するな、早く言え!」
二宮くんに怒られ、私は苦笑いして。
「あの…確か相葉くんが一緒に居る時に、その話をしたって…そう言ってたんですけど」
私がマネージャーさんに迫って言えば。
「じゃあ…身分証、見せていただけます?二宮と従兄妹って関係を証明して頂きたいんですけど」
「え…」
私はピンチに陥った。
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