1月10日

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どどどどどどどど、どーしよ!! 「あの、その」 ひとりパニックになる私。 「…証明出来ないのなら、お通しする訳には行きません。どうぞお帰り下さい」 マネージャーさんは、ため息吐いて。 背を向け、歩き出す。 「どーする!?」 振り返って、二宮くんを見る。 すると、二宮くんは着ていた上着のポケットを探って。 「今すぐ呼び止めろ!」 私に何かを握らせた。 「え、何!?」 「良いからっ」 急かされた私はマネージャーさんに 「行かないでえええぇぇぇっ」 抱き着いてその足を止めた。
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