1月10日

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「これ…」 すると合わせた私の手から、マネージャーさんが何かを抜き出す。 「…ホントに、二宮のご親戚の方ですか?」 恐る恐る顔を上げると。 「…へ?」 マネージャーさんは、一枚のカードをまじまじと見ていた。 「…俺の車の免許証。これでも信じてもらえませんか、って強気で言え」 すると後ろから来た二宮くんがそう囁いた。 「え、ああ…」 私はハッとして。 「ちょっと。これでも信じられないんだったら、こっちが警察呼ぶわよ?」 腰に手を当て、踏ん反り返る。 「お前、余計なこと言うなよっ」 そんな私の頭を二宮くんが叩く。 「痛っ、強気で行けって言ったでしょ」 私がムッとしてると。 「…じゃ、取り合えず。相葉に聞いてみますので、ちょっとお待ち下さい」 そう言って、マネージャーさんは私に免許証を返し 「でわ、」 テレビ局に戻って行った。
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