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「はぁ…」
ひとりでコタツに入って、ため息を吐く。
昨日、二宮くんを嵐の元へ連れて行き。
そこで大野くんだけが、見えない二宮くんの存在に気付いて。
そこで私はお役目御免ってことになり、
「うん。良いことしたな、私」
自宅にひとりで帰ったのだった。
…今頃、二宮くんはどうしてんだろ?
嵐のメンバーと楽しく過ごしてるのかな?
だよね…
全く知らない私と居るより、気心知れた仲間と居る方が良いよね。
嵐の皆に、自分の存在に気付いてもらえて良かった…
って、安心して笑ってるんだろうなぁ。
「…あ、サイン貰うの忘れた~」
思い出して、コタツの天板に突っ伏した。
ガッカリとした気分になって、天板の上に頭を転がす。
「……あーあ、握手も相葉くんとしかしてないし。」
さらに、ガッカリとした気分になって頭を転がす。
けど…
それとはまた、違う気持ちに気付く。
そう、少しだけ…
少しだけだけど。
「はぁ…」
二宮くんと離れたことに、私は寂しさを感じていた。
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