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「良いから…あなたは、私の指示通りやってればいーの」
少しムッとした顔で、先生は変な帽子を被る。
「…………。」
羽がたくさん着いた、鶏みたいな頭…
「良い?何が有っても、絶対に笑っちゃダメ。今までの助手の子たちはそれで、お客さんに怪しまれてたんだから!」
やっぱりこの人、インチキ祈祷師…?
「分かりました、笑わなきゃ良いんですよね。」
私は仕方なく頷いて。
「じゃ、お客様を案内してちょーだい」
「はーい…お待たせしました、お入り下さい。」
待合室に居るお客さんに声を掛けた。
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