揺れる瞳

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  一真の下半身に馬乗りになり、男の証に即物的に触ってみる。   「こんなAVみたいな展開でもさすがに男にされたら勃たないか」    自嘲がついもれてしまう。   「これが綺麗なお姉さんだったら良かったのにね…」   これは舞台の上での滑稽な一人芝居。   だってさっきから、一真の瞳を、顔の下の方しか見れない。   真っ直ぐな瞳がきっと射ぬくようにこっちをみてる。   それが怖かった。    
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