揺れる瞳
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なにも気付かず戻ってきた一真はたわいの無い話しで楽しそうだった。 今更ながら理性が、ここで止めておけ。と、囁いている。 だがもう、回り始めた歯車は止まらない。 少しずつ呂律が回らなくなり、居眠りをするかのように眠りこけ始めた一真を見て、止まれなかった。 微笑、いや、冷笑を浮かべて立ち上がり、部屋の鍵を閉める。 これで誰にも邪魔されない。 一真、お前にも邪魔させない。
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