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悲しい、幸せだった。
本当は普通の恋人たちのように思いが通じ合って、うざいくらいの雰囲気を出して…
そうしてから肌を重ねたかった。
それでもこの喜びはましていく。
好きな人に、肌に、やっと、やっと触れられる。
一真の身体にまたがり、わずかな間、鍛えられた胸に頬を寄せて心音を聞く。
痛いくらい、涙が出るくらい幸せだった。
やっと、夢が叶う。
初めて会ったときからの、5年半ごしの積もった思いが流れ出る。
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