Story4

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「なんで悲しんじゃダメなの? 私は望んでなかったんだよ…?」 楓は泣きながら龍に反論した 「たしかに… 悔しかったら悔やむ 悲しかったら悲しむ それは大事なことだ でもな…状況によるんだ 逆で考えてみろ お前が将悟を助けた でも将悟は自分を責め続けていた お前はどう思う?」 龍は楓を諭すように言った 「いやだ…」 「だろ? じゃあどうすればいいのか… お前なら分かるよな?」 「わかった…」 楓は頷くと 龍が楓の頭をガシガシと撫でた  
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